凡例

一、本巻は、多摩市史民俗編として、多摩市域の民俗についてまとめたものである。
二、内容は、主として、昭和六十一年から行った多摩市史の民俗調査に基づいて記述した。
三、表記については次のとおりとした。
(1)民俗語彙はカタカナ表記とした。

(2)調査地特有の呼称や、一般になじみのうすい言葉はカタカナ表記とし、原則として各節の初出箇所に( )つきで該当する漢字を示した。

(3)漢字は、常用漢字での表記を原則としたが、次の場合は例外とした。

①常用漢字ではないが、一般によく用いられているものはその漢字表記とした。

②常用漢字ではないが、平仮名表記よりは漢字表記のほうが意味をとりやすいものはその漢字表記とした。

③常用漢字以外の読みにくい漢字表記については、原則として節または項の初出箇所にルビを振った。

(4)地名は、次のとおりとした。

①町丁名については、平成九年一月末現在で表示した。

②多摩市内の既存地区名は近世の旧八か村を継承したものを用いた。

③多摩市内の地区名の漢字表記や読み方については、『多摩市の町名(小字名・伝承地名編)』(多摩市編 平成元年刊)を参考にした。

④多摩ニュータウン地域については、現行の町丁名および団地名を用いた。

⑤多摩市域以外の地名は、各節の初出箇所に東京都内の場合は市区町村名を、都外の場合は県名を書き添えた。

(5)年号は元号を用い、江戸時代末までのは( )つきで西暦を記した。

(6)度量衡については、実際に用いた単位を記し、逐一現行一般の単位に換算はしなかった。

四、写真・図・表については次のとおりである。
(1)写真・図・表の番号は、それぞれ章ごとに通し番号をつけた。

(2)写真の撮影地区、撮影年代、提供者などの詳細は、巻末の「写真一覧」に記した。

五、参考文献については次のとおりである。
(1)本巻の執筆にあたって参考にした主たる文献は、巻末の「参考文献」に一括して示した。

(2)多摩市史編さん室刊行の文献を利用した場合は、本文中に原則として出典を明示していない。

六、調査協力者は巻末に記した。
七、執筆者は巻末に記した。