植物

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丘陵・谷あい・大小の河川・低質地と変化に富んだ地形を持つ市域には、多くの植物が生育し、それらの中には日々の生活と密接にかかわるものが少なくなかった。多摩ニュータウン開発の進んだ昭和五十年代以降でも一二〇〇種類ほどが確認されており、そのうち高等植物の分類内訳は表1-1・表1-2のようであった。植物の中には帰化植物も多数見られる一方、急激な開発によって消滅していったことが明らかなものもまた少なくない。
表1-1 多摩市高等植物分類表(1)
亜種 変種 品種 雑種 合計
シダ植物 57 1 6 2 0 66
種子植物
  裸子植物 5 0 0 0 0 5
  被子植物
    双子葉植物
      古生花被類 382 7 47 16 2 454
      後生花被類 222 16 32 12 1 283
    単子葉植物 260 1 34 7 4 306
合計 926 25 119 37 7 1,114
※自生種及び帰化種、逸出種を含む。植栽種は含まない。

表1-2 多摩市高等植物分類表(2)
植栽種 帰化植物 逸出種 消滅 移入種
シダ植物 0 0 0 8 0
裸子植物 20 0 0 0 0
 双子葉植物
  古生花被類 115 76 26 24 1
  後生花被類 36 66 15 27 1
 単子葉植物 22 42 16 24 2
合計 193 184 57 83 4
※消滅には、不確定なもの(消滅?)も含む。