日待ち

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寅日待ちや蚕日待ちなども、かつては盛んに行われていた。寅日待ちは二月と三月の寅の日の夜に男が集まっていたものらしいが、詳しいことは不明。蚕日待ちは養蚕の成功を祈って女性が集まる日待ちで、四月に集ったり春秋二回開いたりで、コウジュウによってさまざまであったらしい。このほか二百十日の風祭りをかねての日待ちもあったが、このときうどんを打って食べあったので、この日待ちをうどん日待ちと呼ぶこともあった。