目次
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民俗編
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第二章 地域のしくみと人の交わり
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第四節 年齢集団と講集団
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2 信仰的講集団
釣船講
98 ~ 98
東京都杉並区の釣船神社にかかわる講で、関戸地区では現在も続けられている。正月・五月・九月の二十三日に家持回りで宿をつとめ、講員が集まって飲食を共にし親睦を深める。そして、年に一回(主に釣船神社の祭礼の五月二十三~二十五日ごろ)代参者二人が釣船神社に参り、神札を受けてきて講員に配る。これは元来疫病除けを目的にした講であるが、信仰内容については割愛する。