〈テビ刈り・テビ上げ〉

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稲刈りの十日ほど前に、テビへ植えた稲株と、田の畔から三尺以内にある稲株を一足先に刈り取る。そして、刈り取った場所へ田切り鎌で八寸間隔で二本の筋を切り、その間を手鍬で起こして溝を掘る。これをテビ上げという。湿田ではこれをしないと水が切れなかった。