写真3-8 日なたでのメカイ作り
籠の種類に関わらず目籠の部分的な呼び名は図3-14に示したとおりである。
図3-14 メカイの部分名
最初に編まれるのは底面の部分でシキ又はソコと呼ばれ、これを構成するヘネをタテジノと呼ぶ。側面はカラダまたはドウと呼ばれ、ここではシキから立ち上がったタテジノと水平方向のヘネによって編み目が作られる。水平方向のヘネはマワシダケと呼ばれる。縁はフチでその外側と内側をソトブチ、ウチブチと呼ぶ。この基本的な形にさらに補強用の竹がつき、シキの六角の頂点に差し込む三本の竹をスジ、シキとドウとの境目に竹を回してフチマキのように絡げたものをケツマキまたはシリカガリと呼ぶ。