目次
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民俗編
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第三章 環境と生産
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第四節 生産と人との交わり
5 水車
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水車は多摩川、大栗川、乞田川の水系にそれぞれあり、川を堰止めて用水路に流し、動力源とした。水車の動力源としての利用は昭和初期まででその後はモーターに変わる。昭和初期の時点で大栗川水系には東寺方地区の有山水車、和田地区の共同の二つがあり、乞田川水系には乞田地区の峯岸水車、井上水車、関戸地区の川久保水車の三つがあった。多摩川水系には関戸の小山水車があった。
写真3-35 使われなくなった水車と水車小屋