目次
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民俗編
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第四章 衣食住
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第一節 自給自足の暮らし
2 衣食住の一年
281 ~ 281
春から秋までの農繁期は、養蚕や田畑の仕事に忙しいので、農閑期である冬の間に、着るものの繕い、燃料の準備、家の手入れ、保存食作りなどの仕事をした。ミソベヤ(味噌部屋)にはだいたい三年分の味噌をはじめ、醤油(しょうゆ)、漬け物、梅干しなどが貯蔵されていた。