目次
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民俗編
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第四章 衣食住
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第三節 食生活
1 主食と食制の変遷
314 ~ 314
多摩市域では、長い間自給自足を原則とした生活が続いていた。かつては、米(白米)ばかり食べる生活ではなく、大麦、小麦、粟、蕎麦(そば)、黍(きび)、モロコシなどの雑穀やさつま芋などのいも類などさまざまなものを主食として食べており、食べ方も、ご飯に炊くという粒食ばかりではなく、うどんやだんごのような粉食も多かった。また、農繁期には、食事と食事の間に間食を食べる習慣があって、手早くできて腹持ちのよい食物が工夫された。