タラシヤキ・ヤキモチ

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間食によく食べたものにタラシヤキがあった。うどん粉を水でねり、油をしいたホウロクで焼く。蓋をするとふっくらと焼けた。焼き上がると切り分けて、醤油をつけて食べた。簡単にできるので、小学校の三年生くらいになると、間食にタラシヤキを焼いて田畑で働いている両親のもとへ届けたりした。田畑へ持っていくときには、タラシヤキの両面に醤油を塗り皿にのせて運んだ。
 残りご飯が悪くなりかけたようなときに、よく洗ってうどん粉を混ぜ、タラシヤキにすることもあった。
 うどん粉をねって中に味噌を入れ、ホウロクで焼いたものをヤキモチといい、間食に食べたこともあった。

写真4-53 タラシヤキを作る