観音講

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関戸地区にある観音寺で毎月十六日に観音経の読誦をする講である。講の由来は元弘三年(一三三二)五月十六日の関戸合戦の戦死者の供養を目的に戦前から始められたものである。戦後一時中断したところ、村内に不幸が続き復活した。現在、関戸地区全域から一四、五名の参加がある。なお、例年五月十六日には供養の行事として、合戦時の戦死者が葬られているとされる墓に、塔婆を建てている。なお、観音寺では月に二度、御詠歌の講習が住職によって行われている。

写真5-41 関戸地区の観音講の人々


写真5-42 関戸地区の観音講