塩釜講

452 ~ 452
東村山市高樹(たかぎ)神社境内に祀られる塩釜神社を信仰する講。塩釜神社はお産の神として信仰されている。この講は代参講ではなく、講元に引率されて参詣したり、あるいは講元が他の講員の代表として参詣し、神札を地元の講員に配布するという形式のものである。市内では連光寺地区馬引沢の増田己代次氏が講元を勤める。講元は四月十五日の塩釜神社の祭礼に合わせて参詣し、供物と饌米を戴いて来る。また、お産を迎える妊婦を伴うこともあるという。講があるのは、馬引沢だけで、現在三〇軒が講員となっている。