正月の生活

513 ~ 513
正月の三が日は、白米のご飯や白い餅を食べた。ふだんは、麦飯が主食であったので、白いご飯はうれしかったという。
 また、元旦は、箒は使ってはいけないといい、掃除はしなかった。乞田地区永山のある家では、掃除をするのは二日からであって、そのときに「掃き込め、掃き込め」といいながら、まず外から中へ向かって箒で掃いたという。家によっては、三が日は掃き掃除をしなかったところもあり、ごみは掃き集めて土間の隅にまとめておき、四日になってから外に掃き出したという家もある。