蚕日待ち

529 ~ 530
養蚕の区切りに日待ちをすることがあった。落合地区青木葉では繭ができたときにケイコ(蚕)日待ちといって、当番の家が米と小麦粉を集め、宿に集まって、うどんやケンチン汁を食べた。落合地区中組では、一番蚕(いちばんこ)が終わるとケイサク上がりといって、嫁が赤飯を持って実家に里帰りした。一番蚕の後なので、七月十五日ころになった。田植えが終わるのもこのころになったので、ウエタ上がりとケイサク上がりを兼ねて休み日になることが多かった。