迎え火

532 ~ 534
十三日の夕方、まだ明るいうちに迎え火を焚く。迎え火にする小麦のカラ、線香、水などを持って、墓参りに行く。途中、三か所程度に分けて小麦のカラを道端に置いておく。墓で線香と水をあげ、小麦のカラと線香に火をつけてたいまつのようにかざしながら帰る。途中、道端に置いておいた小麦のカラに火を移しながら、家まで戻る。庭先で、小麦のカラを燃やし、縁側からザシキに入り、盆棚に線香を立てると、オボンサマ(お盆様)を家に迎え入れたことになる。