目次
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民俗編
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第六章 年中行事
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第二節 年中行事
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3 盆の準備と盆
藪入り
535 ~ 535
八月十五日は、年季奉公をしている者には、休みが出た。泊りがけで家に帰ることができた。また、このときに、おしきせといって、反物や下駄などを雇い主からもらった。盆と暮れには、職人や奉公人におしきせを配った。また、盆の間に働いた女性が休む日でもあった。一ノ宮地区では十五日を盆ガラといった。また、盆の十五日は地獄の釜の蓋があく日だといった。