目次
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民俗編
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第六章 年中行事
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第二節 年中行事
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4 秋から冬へ
冬至
542 ~ 542
冬至は、冬至南瓜といって南瓜を煮て食べるものであった。また、風呂に柚子を入れて柚子湯にして入った。この日、糠味噌に柚子を数個入れておき、正月に出して薄く切って食べた。これは、一年中ユウズウ(融通)がきくようにという意味だという。
冬至は妙見(みょうけん)様の日で、妙見講の世話人が稲城市の百村(もむら)の妙見様にお参りに行った。冬至の前日に世話人が星占の表を配り、米や賽銭を集めた。世話人は、冬至の晩に妙見様でお籠りをしたという。