目次
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民俗編
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第七章 誕生から死まで
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第一節 文書記録から見た人生儀礼
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1 祝いの儀礼
A家七歳の祝い(江戸)
553 ~ 553
明和九年(一七七二)十一月二十日には七歳の祝いを行っている。
五〇〇文と広紙二状と苧を少々が一名、二〇〇文と広紙一状が二名、二〇〇文の金銭だけが一名の合計四名は、ムラの外の人である。金銭ではあるが少額の者が一六文が二名、一二文が一名である。小紙一状が一名、苧少々一名、ほかに広紙一状一名、一〇〇文と紙五枚が一名の合わせて、一一名で、三歳の祝いよりも規模は小さく行っている。