目次
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民俗編
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第七章 誕生から死まで
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第二節 誕生とその周辺―人と家族―
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1 妊娠
妊娠中の禁忌・ことわざ
561 ~ 561
妊娠中に火事を見ると、赤あざの子ができるという。どうしても火事を見てしまう場合は、鏡(懐中鏡)の表を外にむけて帯にはさんでおくとか、雨戸を全部開けてみればよいなどといわれている。また、不幸があった場合には、妊婦が死者に触れると黒あざの子ができるという。妊婦の夫は、葬儀での穴掘りの役をしてはいけない。