目次
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民俗編
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第七章 誕生から死まで
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第二節 誕生とその周辺―人と家族―
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3 成長への祈り
七五三
569 ~ 570
一般的には、三歳と七歳のときに祝いをした。五歳のときに祝いをするようになったのは近年のことである。実家、仲人、親戚などから祝いが贈られる。金銭や着物地一丈(男児には絣(かすり)、女児には縞(しま))などが贈られる。お返しには、三歳の祝いのときにはおこわが多く用いられる。七歳のときには、丸い餅を紅白でつくり、奇数個をかえした。
写真7-17 七五三の小野神社参拝(昭和43年)