疱瘡送り

570 ~ 571
ニワトコを三〇センチメートルくらいに切って、三〇センチメートル四方のものに編み、赤いゴヘイ(御幣)を立てて赤飯を供え、川べり・神社などに吊り下げておく。種痘が行われるようになってから、疱瘡(ほうそう)見舞いといって、近所の人々が赤い打ち出しのだるま菓子を持ってきた。ウミカエシといって、検診後これらの家へ、大豆を入れて蒸したご飯を配った。