目次
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民俗編
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第七章 誕生から死まで
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第三節 青年・壮年期―人と社会―
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1 青年の生活と結婚
嫁入り
577 ~ 577
婿が引き上げた後、嫁方では荷物を引き出し、送る者は提灯をさげ、土産物を持ち、婿の家へ行く。嫁は身仕度ができたら仏壇に参り、両親にあいさつをし、新しい履物を履いて、勝手口から出る。嫁が出た後は座敷を掃くが、これは戻り帰らないという意味であるという。なお、花嫁の道具は式の何日か前に荷送りした場合もある。