目次
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民俗編
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第七章 誕生から死まで
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第三節 青年・壮年期―人と社会―
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1 青年の生活と結婚
嫁の節供
582 ~ 582
嫁いでから最初の三月節供を、嫁の節供という。里に帰る日とされていた。三月一日に紅白の菱餅を搗き、三日までに蛤三個を添えて、親戚・仲人・クミアイの人たちに配った。三月三日の雛祭りには、紅白の菱餅に、蛤、白酒などを添えて届ける。
盆や正月にも里に帰り、泊まる。