目次
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民俗編
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第七章 誕生から死まで
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第四節 老齢期と死への思い―死との出会い―
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2 ホトケへの道
無縁様
595 ~ 597
無縁仏とは、祭ってくれる人のない墓を指す。また、子どもなどで未婚のままに亡くなってしまった仏を指す場合もある。家が絶えてしまったりしたものの墓は、本分家がない場合には、近所の者が面倒を見る。
お盆には、盆棚の下に無縁様を祭り、蓮(はす)や芋の葉にぼた餅などを供える。