目次
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民俗編
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第八章 ことばの民俗と芸能
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第四節 子どもの遊び
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1 子守歌と童歌
口遊び
666 ~ 666
子どもたちが何とはなしに口ずさむ歌があった。一般には口遊びというが、たとえば市域では次のような歌が伝えられている。
○
からすからす かんざぶろう
向こうの山が焼けてるぞ
早く行って水かけろ
○
つんつん 茅花(つばな)
一本抜いてほいほい
ほかに、幼児をあやすのに、腕をぐるぐる回しながら「かいぐり かいぐり とっとの目」と歌ったり、頭を指さしながら「おつむ てんてん」と歌ったりした。