小さいころは男女一緒になって遊ぶことが多かったが、小学校に通うころになると男女別々の遊びが多くなってくる。男児は、凧上げ、こま回し、パンスとよばれためんこ遊び、ビー玉、ネッキ竹馬などであった。ネッキとは先をとがらせた薪(まき)を地面に刺し、相手の薪にぶつけて倒すものであった。女児は、ままごと、お手玉、まりつき、キシャゴとよばれたおはじきなどであった。
また、季節によっては、夏は水遊び、冬の雪の季節には、雪合戦や雪だるま作り、雪吊りなどで楽しんだ。雪吊りとは、釣り竿の先に炭を縛り、縁側から遠くに投げて、炭に雪をくっつけて吊り上げる遊びであった。