ドウヅキ歌の伝承

689 ~ 689
かつての家は、柱を建てるところに石を置き、その石を置く場所をつき固める作業があった。これをドウヅキといい、そのときに歌う歌をドウヅキ歌という。
 ドウヅキは、三角の櫓を組み、中心につけたタコをツナヒキの役の人たちが縄で上げ、それを打ちおろした。タコの両側につけた細い木を持つ役をオサエといい、オサエとネドリの役がタコが真っ直ぐに目的の場所に落ちるように調整をする。ネドリは、縄を引く人たちが調子を合わせやすいように音頭を取り、ドウヅキ歌を歌った。