年 事項 | 新住開発区域 | 区画整理区域 | ニュータウン区域計(A) | 市合計(B) | A/B |
昭和46年 | 2,648 | 3,114 | 5,762 | 32,068 | 18% |
47 | 15,921 | 3,063 | 18,984 | 46,144 | 41% |
50 | 29,442 | 3,295 | 32,737 | 62,505 | 52% |
53 | 44,396 | 4,157 | 48,553 | 80,002 | 61% |
56 | 55,189 | 5,341 | 60,530 | 94,013 | 64% |
59 | 64,854 | 6,781 | 71,635 | 107,244 | 67% |
62 | 77,895 | 10,496 | 88,391 | 126,453 | 70% |
平成2年 | 84,272 | 15,760 | 100,032 | 139,543 | 72% |
5 | 84,315 | 18,904 | 103,219 | 144,780 | 71% |
8 | 81,779 | 20,952 | 102,731 | 144,529 | 71% |
写真9-5 多摩ニュータウンのパンフレット
写真9-6 永山団地への入居
住宅建設と併行して都市生活環境施設の整備も進んだ。その主たるものを列挙してみると、住区に住区センター、住区をいくつか集めた地区ごとに地区センターが設けられ、これらセンターには、店舗や娯楽施設、診療所、郵便局、派出所、集会所など、日常生活上必要な多くの施設がまとめられた。ここは住区および地区の人々の、文字どおりセンター的機能を果たす空間となっている。また、原則として一住区に公立の中学校一校小学校二校、幼稚園二園が設けられた。このほか、多摩ニュータウン内各所には官公庁施設や文化施設、医療機関も配置され、私立の中・高校や短大・大学も誘致されている。交通機関としては、京王相模原線と小田急多摩線の二鉄道路線がニュータウン内に敷かれ、市域には両鉄道の永山駅と多摩センター駅、および小田急多摩線の唐木田駅が設けられた。永山駅と多摩センター駅という二つの駅を中心に、バス路線も網の目状に張りめぐらされた。さらに、駅周辺には十分な都市性を備えた大規模デパート、スーパーマーケット、銀行、ホテルなども開設され、多摩ニュータウンが一つのまとまった都市として機能する役割を担っている。さらに上水道・下水道施設が完備し、清掃工場が完成したのはもちろん、火葬場(町田市域)や墓園(八王子市域)、それに街区公園・近隣公園・地区公園・多摩中央公園というように、広さに応じて段階的に約一〇〇の公園および三〇か所の緑地も設けられた。
写真9-7 落合3丁目近隣センター
写真9-8 多摩センター駅南口
写真9-9 京王多摩センター駅、朝の上りホーム
このほか、平成三年に第三セクターとして株式会社多摩テレビが設立され、ニュータウン全域を対象とした都市型CATV事業の導入がはかられている。