旧有山家住宅・旧加藤家住宅

旧有山家住宅
旧有山家住宅
旧有山家住宅

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 この民家は、江戸時代(18世紀前半)の建物と推定されており、建築当初の間取りは、桁行6.5間、梁行3間の広間三間取型です。
 構造形式については、寄棟造りでその内部構造は柱と桁や梁で組立てられた軸組に、上部を三角形に組んだ扠首( さす ) で構成されています。また、小屋梁構造形式は、下屋構造を取入れられており、1間あるいは2.5問二つ割ごとに柱がたち、その上に桁行・梁行方向に梁材が格子状に組まれている、古い構法で建てられています。
 復元にあたっては、茅葺屋根を茅葺形銅板葺屋根とした以外は、できる限り原形に忠実に復元しています。
 
施設概要
施設名 旧有山家住宅
文化財の種別 市指定文化財(有形文化財)
所在地 南野2-13(一本杉公園内)
解説 18世紀前半ごろの多摩市の典型的な農家住宅。
公開の有無 公開

 
旧加藤家住宅
旧加藤家住宅
旧加藤家住宅

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 この民家は、江戸時代(18世紀後半)の建物と推定されており、建築当初の間取りは、桁行8間、梁行3.5間の広間三間取型でした。
 構造形式については、入母屋造りをそのまま復元しましたが、当初の建築を一部変更しています。変更点は、①縁の南側と西側を結んだ②茅葺屋根を茅葺形銅板葺屋根とした③木材の破損・虫損が多かったため、一部に新建材等を用いた④「おく」の部屋は茶道・華道などにも利用できるようにした点です。
 旧加藤家は、古民家の特色を生かした活動の場として開放、活用されています。
施設概要
施設名 旧加藤家住宅
所在地 南野2-13(一本杉公園内)
解説 18世紀後半の建物で、展示施設及び古民家の特徴を活かした活動の場として団体に開放しています(有料)。
公開の有無 公開