落合・鶴牧地区

  • 地区名:落合・鶴牧地区(おちあい・つるまきちく)
  • 住区番号:10落合・南野、11鶴牧・唐木田・南野
  • 入居開始時期:1982(昭和57)年3月
  • 面積:10住区 83.6ha、11住区196.3ha

多摩ニュータウンの開発が続く中で、住宅不足の解消、画一的に整備された団地の集合体というイメージの払しょくとして公園、遊歩道等のオープンスペースを街の骨格とした地区の構成となりました。

これまでの開発地での完全歩車分離の思想を引き継いだ道路計画。また、多摩中央公園、宝野公園、奈良原公園、鶴牧東公園などを隣接して配置し遊歩道で結んでいます。

住宅は、タウンハウス落合、タウンハウス鶴牧、ニューモデル中層住宅が並ぶエステート鶴牧、道路に面したプラスワンルームのあるプロムナード多摩中央など様々なタイプの住宅を配置しています。

設計時に緑を骨格とする「基幹空間」と呼ばれた、まとまりのある街並みが、パノラマ画像からも見ることができます。

パノラマのアイコン地点は、「タウンハウス落合」です。

現在のタウンハウス落合
現在のタウンハウス落合
2020(令和2)年 山田正司氏撮影

ヨーロッパの中世都市をイメージしたというオレンジ色の勾配屋根、白塗り壁の住宅が道に沿いながら少しずつずれて配置されています。

宝野公園
宝野公園
UR都市機構寄贈資料

宝野公園から奈良原公園にかけての冨士見通りでの富士山への眺望は、ニュータウン開発での設計によりできた多摩の風景です。