稲城市との境の谷戸の湿地で開発計画が動き出したのは2007(平成19)年。当時、希少な動植物を育む湿地の価値はほとんど知られていませんでした。「ここを残したい」との市民の願いが共感を拡げ、動植物の専門家の調査、3,000筆超の署名やカンパ、開発・設計業者や行政との何度もの話合いへとつながりました。保全を求める市民の粘り強い活動が功を奏し、2014(平成26)年11月14日に東京都の保全地域に指定されました。湿地は保全され、今も市民による保全のためのボランティア活動が続いています。(連光寺東谷戸の会)