ケヤキは昔の母屋の脇に立っていました。多摩ニュータウンの区画整理によって家屋を移転することになりました。
ケヤキは私が結婚して慣れずにいた時ここで一緒に生きていこうと元気をもらった木でした。道路の開通によって、ケヤキは伐さいされることになりました。
ケヤキを守りたい...家屋(カヤぶき)の取り壊しの炎を見守るなかでケヤキを守る心を決めました。ある夜施行者の方が来られて、「公園に移植する」ことを告げられました。
行った先で「お山の公園」の真中に住民の人達に見守られ、大手をひろげ生きています。
当時ケヤキの脇で1m程のケヤキの子供が育っており、現在は移転先の家の2階に届く程成長しています。(濱田康子)