全国から夢と希望をもって多摩ニュータウンへ最初の入居がおこなわれたのは1971(昭和46)年のことでした。初期入居では約8,000人が一挙に入居することになり、多摩市の総人口は1971(昭和46)年で3万人を超えました。多摩町役場では、1970(昭和45)年に制定された「三万人市制特例法」を用いて、市制施行を検討し、多摩町議会は9月27日に「多摩町を市とすることについて」を全員一致で可決しました。
1971(昭和46)年11月1日、多摩市市制が施行されます。市役所の開庁式とともに、市議会の市制宣言がおこなわれ、3日には記念式典が開かれました。同じ日に稲城町でも市制施行となったため、ここで南多摩郡の名称が消えることとなりました。(事務局)