1971(昭和46)年3月の初期入居から3年余りが経った1974(昭和49)年6月には小田急永山駅が、10月には京王永山駅が開業しました。永山駅開業に合わせ、総合コミュニティ型ショッピングセンター「グリナード永山」も第一期分の開業に至りました。その後も立体駐車場や店舗部分は、増改築とリニューアルを繰り返して今日を迎えました。
さらに、鉄道高架下の商業施設の他、アクロス/スポーツクラブ(1990(平成2)年10月)、ヒューマックスパビリオン永山(1992(平成4)年12月)、そしてベルブ永山(1997(平成9)年3月)もオープンし、文化や娯楽なども楽しめる場となりました。
永山駅周辺には、多摩消防署(1972(昭和47)年7月)や住宅公団南多摩開発局(1975(昭和50)年1月)、日本医科大学付属多摩永山病院(現日本医科大学多摩永山病院)(1977(昭和52)年7月)、さらには各企業オフィス群や区画整理区域内の民有ビル群も追加されて、多摩センターと比べてコンパクトにもかかわらず総合的で便利な駅前センター空間を形成しています。
鉄道駅の乗降客数は特急・急行などの停車駅として今なお伸び続けており、諏訪・永山地区の次期活性化戦略の具現化へ向けての期待も大いに高まっています。(成瀬惠宏)