多摩センターの開設1周年記念の「ファインコミニュティフェア'81」の2年後、1983(昭和58)年、5月の連休に合わせ「ガーデンシティ多摩」が東京都により開催されました。1999(平成11)年からは多摩市主催となり、2005(平成17)年、多摩センター地区連絡協議会(以下連絡協)がこれを継承し「ガーデンシティ多摩センターこどもまつり」となって現在に至ります。
夏には落合連合町会の盆踊りと連絡協の夏祭りが風情を添えます。
秋のハロウィンは、パルテノン多摩の開館を契機として多摩市が主催した「いきいきTAMAふれあいフェスティバル」がルーツです。これも2004(平成16)年に地域団体に引き継がれ、連絡協とNPO多摩こども劇場の共催で「ハロウィンin多摩センター」と形を変えて開催されています。10月の最週末、お化けカボチャが灯る多摩センターを仮装した子どもたちが駆けまわります。
クリスマスが近づくと中央広場にセンターランドツリーが輝きます。このイルミネーションは1990(平成2)年、北海道広尾町のサンタランドからモミの木の提供を受けたのが始まりでした。1994(平成6)年、連絡協の前身である多摩センター連絡会(田中登会長)が友好都市・長野県富士見町からのモミの木に変えてツリーを引き継ぎました。2001(平成13)年からは、連絡協を事務局とした実行委員会方式で運営されています。このように多摩センターの成長につれて公的イベントをルーツとして、多摩センターのイベントは地域団体に受け継がれて来ました。新しい祭りの今後に期待しましょう。(横山陽)
ガーデンシティ多摩’85 1985(昭和60)年
[多摩市所蔵]
多摩センターのイベントは、「太陽と緑に映える都市」多摩ニュータウンをテーマに東京都主催の「ガーデンシティ多摩」から始まった。当時は多摩センターも未だ建設途上だった。多摩市の三大祭りは、「ガーデンシティ多摩」と「いきいきTAMA ふれあいフェスティバル」と「夏まつり花火大会」としていた。