多摩ニュータウン開発などにより多摩市の人口が急速に増える中、公共施設の整備が望まれるようになりました。
社会教育活動には、役場の庁舎や学校の校舎、農協、自治会集会所などが使われていましたが、1973(昭和48)年8月、市役所の隣に多摩市初となる公民館と図書館が建設されました。運動施設としては、1974(昭和49)年7月にオープンした市民プールを皮切に、1982(昭和57)年に一本杉公園に野球場、1983(昭和58)年10月には総合体育館がオープンしました。
この時期には社会福祉施設の整備も進みました。児童館は1973(昭和48)年4月に完成した一ノ宮児童館以降、永山、愛宕、連光寺、豊ヶ丘、東寺方、諏訪、桜ヶ丘、落合、唐木田の順にオープンしていきました。1975(昭和50)年には多摩市福祉センターが開館し、1978(昭和53)年4月には児童館と老人福祉館を併設した多摩市初の複合施設である連光寺老人福祉館が建設されました。このように、昭和40年代後半から、市内の公共施設は急速に充実していったのです。(事務局)