多摩ニュータウンでは、鉄道駅開業後の駅周辺の整備によって民間商業施設等の充実が進みました。多摩センター地区は広域拠点となるよう、1980年代後半から1990年代前半にかけて、百貨店、ホテル、大型娯楽施設、多摩中央公園などが建設され、さらに都市機能が充実していきました。一方、ニュータウン通りや南多摩尾根幹線の沿道では街の発展とともにロードサイド店舗が増えました。
　また、都市機能の充実の一環として大学の誘致もおこなわれ、多摩ニュータウン内に大妻女子大学（1988（昭和63）年）、多摩大学（1989（平成元）年）、国士舘大学（1992（平成4）年）、恵泉女学園大学（1997（平成9）年）がそれぞれキャンパスを開設しました。さらに2012（平成24）年には旧南落合小学校跡地に東京医療学院大学が開学しました。
　2000（平成12）年以降も、多摩センター駅周辺にシネマコンプレックスや大型商業施設などが建設されるなど、民間商業施設等の充実は現在も進行しています。（事務局）