公的賃貸団地では一部の団地の建て替えが完了、あるいは進行しており、都営諏訪団地と都営愛宕団地の一部では、市内3か所の学校跡地などを活用して事業が進められています。
分譲団地についても、多摩ニュータウンで最初の建て替えが2013(平成25)年に諏訪二丁目住宅でおこなわれました。また、建て替えだけではなく、適切な管理による建物寿命の延伸や、改修によって建物の価値を向上させる再生を図っている団地もあります。
分譲団地は区分所有のため、運営や建て替え、改修には住民の合意形成が必要となります。多摩市では、「多摩市ニュータウン再生方針」や「多摩市第三次住宅マスタープラン」を策定し、東京都とも連携しながら、準備段階、検討段階、計画段階で支援をおこなうことにより、分譲団地の再生を進めています。(多摩市都市整備部都市計画課)
建て替えで誕生したブリリア多摩ニュータウン 2013(平成25)年10月
民間分譲マンションとして建て替えられた。11階建て、14階建てになり、元の住民が戻るだけでなく、多くの新しい世帯が転居してきた。