多摩市指定有形文化財の相沢伴主『調布玉川惣畫圖』には富士山が天高くそびえていますが、多摩市内では秋から春にかけて随所で富士山が見えます。自宅から見える人もいますが、道すがら見える富士山には感動し、皆の話題が弾みます。
多摩市内からの自慢の富士山景を、ここに一挙紹介します。誰もが大好きな富士山への大観眺望が、多摩ニュ-タウン開発によっても生み出されています。それが、多摩センター南方の宝野公園から奈良原公園にかけての富士見通りで、今や新名所と化しつつあり、特に桜並木が彩られる時期は圧巻です。近くの鶴牧東公園には、残土処理と芝張りによって人造の「鶴牧富士(若草山)」が出現しています。(成瀬惠宏)