2004(平成16)年8月1日に施行した「多摩市自治基本条例」は、私たちが多摩市のまちづくり(自治)を進めていくための最も基本的な考え方(理念)と、それを実現するための情報の共有、参画・協働、住民投票、自治推進委員会設置といった具体的な取り組み・方法(行動原則)を定めた市の最高規範です。
計画の策定、実施および評価の各段階で、ワークショップへの参加、パブリックコメントでの意見表明など、事案に応じて必要な方法で市民の参画する機会を設けています。
この条例は3年4ヶ月をかけて市民と、行政と、議会がそれぞれに力を出し合って生まれました。2000(平成12)年11月に市の呼びかけに応じた市民を中心に「多摩市市民自治基本条例をつくる会」を結成して市との役割分担などを決めたパートナーシップ協定を締結し、1年半、1,300人以上の参加者を得て「多摩市市民自治基本条例案提言書」を提出しました。市は市職員85%の参加する研修を経て、行政素案を発表し、再度市民と意見交換が交わされました。議会では3か月をかけて継続審議をおこなった後、2004(平成16)年3月議会で可決されました。(多摩市企画政策部企画課)