多摩市では、2009(平成21)年から「2050年の大人づくり」をスローガンに、各学校の特色や地域性を生かしたESD(Education for Sustainable Development 持続可能な開発のための教育)を推進してきました。ESDは、環境や貧困、人権や平和といった現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組むことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出す学習や活動です。毎年、ESDのまとめとして開催する「多摩市子どもみらい会議」では、子どもたちが各学校の取り組みを発表し合うとともに、市民へメッセージを発信しています。2020(令和2)年は「地域」をテーマに話し合い、メッセージ「地域や自然との関わりを大切にし、それを行動に移すことで、多摩市を住み続けられるまちにしよう」を発信しました。これからも各学校において、子どもたちが多摩市の未来を描き、「持続可能な社会の創り手」となることができるよう、ESD の充実と発展に取り組んでいきます。(多摩市教育部教育指導課)