多摩の民話
おしゃもじさま ―唐木田物語より―
昭和57年に多摩市立図書館開館10周年を記念し発行しました。
あやという小さなおんなの子が主人公のおはなし。多摩市唐木田地域の民話です。
※画像は原画を使用しています。
ヨウカゾウ
12月8日と2月8日は、ヨウカゾウ(八日ぞう)といいます。12月8日は、一つ目小僧という疫病神が村にやってくるといわれていました。一つ目小僧は、村の家々の様子をみてまわり、なにやら帳面に書きとめていきます。
多摩地域に古くから伝わるお話です。
セイノカミ
セイノカミは、子どもたちにとって楽しみな小正月の行事です。1月7日の七草が過ぎたころから、子どもたちは、家々をまわり門松や正月飾りを集め、セイノカミのお祭りの準備を始めます。
この行事は、今では「どんど焼き」と呼ばれ、公園、学校の校庭などで行われる地域の行事となっています。
今昔「くらしぶり図絵」
大正から昭和にかけての多摩の農家の暮らしぶりを紹介します。
多摩市は、自然環境が豊かな農村であり、四季の中で様々な行事を代々伝えて、生活を営んできました。その後、多摩ニュータウン開発などにより都市化と共に生活環境が大きく変わりました。昔の風景や暮らしぶりがどのように変わっていったのか、農村時代の家構え、部屋の様子、農具や民具がどのように置かれ、使われていたのか。書籍の原画をもとに、主な暮らしぶりの様子を動画で紹介します。1つの動画は5分から6分程度でご覧いただけます。
【出典】『今昔「くらしぶり図絵」』絵と文 峰岸松三 1992(平成4)年1月 発行
『続 くらしぶり図絵』絵と文 峰岸松三 2003(平成15)年11月 発行