綾部原遺跡第Ⅰ・Ⅱ地点 [中世]

地図

※画像(写真)は東京都教育委員会所蔵

 第Ⅰ地点からは13世紀前半から14世紀代の掘立柱建物14棟と井戸2基などが発見されました。P360号ピットという小穴にはかわらけ2点、河原石3点が埋納されており、地鎮に関連する遺構と考えられます。鶴見川と推定される旧河道から出土した中世遺物には、13世紀中葉のかわらけが多く含まれており、意図的に廃棄した可能性があります。第Ⅱ地点からは16世紀代の地下式壙1基、掘立柱建物3棟などが見つかっており、居館跡と推定されます。
第Ⅰ地点掘立柱建物跡群

第Ⅰ地点掘立柱建物跡群

第Ⅱ地点遺構群

第Ⅱ地点遺構群

P360号ピット断面

P360号ピット断面