忠生遺跡A地区2地点(木曽西二丁目)[平安時代]

地図
 縄文時代の集落のある1地点よりも2地点は下の段丘にあり、平安時代の竪穴住居跡54軒、掘立柱建物跡39棟が発見されました。出土品は10世紀前後のものが中心です。須恵器、土師器、灰釉陶器、緑釉、刀子、鏃、穂摘具、鎌、火打金、帯金具(巡方、蛇尾)、フイゴの羽口などが出土しており、灰釉陶器の中には仏具である浄瓶も見つかりました。この地域には古くから「こうしょう寺」の言い伝えがあり、本遺跡との関連も考えられます。
竪穴住居跡

竪穴住居跡

甕・台付甕・坏・皿

甕・台付甕・坏・皿

目録高精細画像
炭化して残った鋤

炭化して残った鋤

刀子・鉄鏃・紡垂車・鎌・穂摘具

刀子・鉄鏃・紡垂車・鎌・穂摘具

目録高精細画像
15号掘立柱建物跡(5.2m×6.6m)

15号掘立柱建物跡(5.2m×6.6m)

緑釉陶器片

緑釉陶器片

鉄滓とフイゴの羽口

鉄滓とフイゴの羽口