多摩ニュータウンNo.920遺跡(小山ヶ丘三丁目)[弥生時代]

地図

※画像(写真)は東京都埋蔵文化財センター所蔵

 1994~1995年、多摩ニュータウン事業に伴って発掘調査されました。大部分を占める中期後半の遺構に加えて、後期の住居1軒が発見されました。後期の住居内からは、後期後葉の東海地方系の久ヶ原式土器と中部地方系の朝光寺原式が出土しました。住居内には貯蔵穴と考えられる土坑があり、土器は土坑とその周辺から集中的に見つかりました。
住居内の貯蔵穴

住居内の貯蔵穴

甕形土器(朝光寺原式、高さ25.6cm)

甕形土器(朝光寺原式、高さ25.6cm)

台付甕形土器(台部分は欠損・久ヶ原式、高さ13.5㎝)

台付甕形土器(台部分は欠損・久ヶ原式、高さ13.5㎝)