法政大学多摩校地遺跡群(相原町)[平安時代]


※画像(写真)は法政大学所蔵

地図
 1980~1985年を中心に大学校舎等建設に伴ってA~G、Rの8地区が発掘調査されました。平安時代の遺構はA地区が中心で、竪穴住居跡7軒などが発見されました。須恵器、土師器、灰釉陶器などに加え、市内では類例のない石帯丸鞆(せきたいまるとも)、風字硯(ふうじけん)、鉄製鈴、青銅製鈴などが出土しました。約800m離れたG地区からは墨書土器も見つかり、須恵器坏には人名と思われる「乙丸」、土師器坏には「伴」と書かれていました。