地図※画像(写真)は法政大学所蔵
法政大学多摩校地の建設に伴って1976~1985年に発掘調査され、多摩送信所の局舎施設と空中線施設が発見されました。局舎施設は三方向を丘陵で囲まれ、湧水に恵まれた狭い谷間にあり、空中線施設は丘陵尾根上にあります。敷地74,000坪、高さ60mの木造無線塔6基がそびえる大規模な多摩送信所は、1944~1947年に存続した地形を偽装に利用した隠蔽式送信所であり、ポツダム宣言受諾を連合国側へ送信したといわれています。現在、大学敷地内には「送信所跡地」の記念碑があります。