クリックすると原本の画像が開きます |
目録ページへ |
本居春庭(1763年~1828年)による転写図の一種。この地図は「移物覚帳 春庭自筆物」『本居宣長全集別巻2』によると、安永八年九月写となっており、春庭十七歳の時のものである。
本居春庭は江戸時代の国学者本居宣長の長男である。宣長の後継者として幼少より父の教育を受け、周囲の期待を集めていたが、長く眼の病気を患い三十二歳の時に失明、家督は養子の本居大平に譲られた。失明後も、家族や門人たちの助力を得て努力をかさね、国文学法研究で画期的な業績を残した。