十二月二十四日(金)
午前一時半ヨリ休息シタリ。然ルニ目覚ルヤ否ヤ、桃澤氏来リテ、龍雄ハ是非通知書ニ署名センコトヲ主張シ、若シ聞カレズンバ自殺スルノ決心ナリ云々ト云フ。片腹痛キ話ナリト思ヒタレトモ、高木氏モ同説ナリトノコトナレバ、再ビ同氏ト論ジタル結果、遂ニ余ガ説ニ服シタレバ、於國ヲ呼ビテソノ意見ヲ聞キタルニ是レ亦同説ナリ。依テ龍雄ヲ呼ビ、高木氏ヲシテソノ意見ヲ説諭セシメテ、彼亦遂ニソノ説ニ服従シ、後ニ自己ノ過失ヲ発見シタル旨ヲ桃澤氏ヲ経テ申出タリ。
○夕刻ヨリ帰宅。宅ニテ家族的ノクリスマス祝ヲナス。
⇒ 収録されている日記
「〔井深梶之助日記〕大正四年」