学院の歴史資料の特色を表し、特定の主題に基づいて運用する資料群を当館では「コレクション」と呼び、それぞれに、その「主題」と「内容」あるいは寄贈資料であればその「来歴」がわかるように名称が付されています。この「コレクション」全体を総称して、当館では「明治学院歴史資料館コレクションズ」と呼んでいます。
明治学院歴史資料館ではガラス乾板を40枚所蔵しています。写し出されている築地時代の写真、インブリー館ほか宣教師館、井深梶之助・都留仙次ほか学院関係者、教師と学生の集合写真の画像は撮影された時代の明治学院を映し出す貴重な資料です。ピントのシャープさが抜群で、鮮明な画像が残されています。
ガラス乾板とは
デジタル以前のフィルムよりさらに前の時代、1950年代半ばまで写真撮影の際に使われていた感光媒体です。
2020年12月、明治学院第2代総理を務めた井深梶之助のご曽孫、伊藤三千子氏より井深家に代々伝わる文書(62点)、写真(3点)、短冊(7点)、軸物(16点)など全171点を歴史資料館に寄贈いただきました。井深梶之助またその家族に関わる個人資料として貴重な資料であり、私人としての井深梶之助の姿も伺い知ることができます。
目録一覧作家・牧師として活躍した沖野岩三郎の直筆資料コレクション。1952年に沖野自身が明治学院に寄贈した原稿類を中心に、短冊、色紙、書簡が含まれています。独特の筆跡や用紙の使い方、推敲の跡といった直筆資料ならではの魅力が随所に見られ、生涯にわたり膨大な著作を残した沖野岩三郎の人物像や創作の過程を理解するうえで、貴重な資料群となっています。
目録一覧